レセプターとリガント(鍵穴と鍵)の話。
先週は歩さんからカラーリングの後のシャンプーの際のブラッシングについて説明がありましたが、育毛の観点から見てもあまり良くないと書かれていましたね!
なぜ良くないか?
それは頭皮を乾燥させてしまうからです!
乾燥は抜け毛の三大要因の一つです!!
最近の抜け毛診断で見ている毛根も、乾燥が原因で抜けている方が多いです。
自分もこの1ヶ月、寝ている間に両手で頭を掻きむしっています(ToT)
完璧なケアをしているはずなのに何故⁈
答えは簡単です♪
「花粉」
です。自分は鼻や目にはさほど影響無いのですが、頭皮が痒くてたまりません。痒いということは乾燥が原因である可能性が高いです。
セルフ診断したらやはり乾燥の脱毛根が多かったです。
我々の細胞には、タンパク質の受容体(レセプター)があり、そこにピッタリ当てはまるタンパク質(リガント)がくっつくことで何かしらの化学反応が起きます。
以前にお伝えした人幹細胞培養液には、500種類のタンパク質が入っており、成長因子と呼ばれる物も入っているので、良い化学反応が起きてターンオーバーを早めて細胞を若返らせる効果が期待できます。
しかし逆に花粉のタンパク質は、炎症を引き起こしたり乾燥をさせる化学反応なんです。
そしてそのレセプターが、自分は頭皮にあるんでしょうね。
だから万全なケアをしていても痒くなってしまいます。
ちなみにAGAやFAGAで頭頂部やこめかみが薄くなってしまうのは、これもまたレセプターとリガントの関係で、ジヒドロテストステロンという攻撃性の高い物の受容体がそこにあるからなんです。
ですので対策としては、男性ホルモンのテストステロンと、還元酵素の5αリダクターゼをくっつけさせないことが大事で、その為には…。
長くなるのでまたの機会に。
興味のある方は是非カット中に(^.^)
花粉症の薬で
「レセプターブロック」
と書かれているものは、花粉がくっつく前に人工的な他のリガントをくっつけさせて花粉の炎症から守る効果なんですよ〜。
おわり。
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